ディメンションランバー:SPF
信頼性の高い
ディメンションランバーを
外壁仕上げ材として使う
ディメンションランバーの樹種の1つであるSPFは、含水率が19%以下と十分に乾燥されているため、寸法安定性が高いほか、厚さが38㎜あり、仕上げ材としての耐衝撃性に優れています。軒の出が十分であれば、防腐・防蟻処理を行わなくても、外壁材として使用することも可能です。この倉庫(共栄木材)では、軒の出が2mある部分の外壁をSPFの横羽目板張りで仕上げたほか、鼻隠しにもSPFを張り付けています。数㎜程度の隙間を空けてディメンションランバー(2×6材)を割り付け、釘で固定するというシンプルな納まり。メンテナンスは容易に行えます[※]。経年変化による色の変化も大きな特徴です。2008年の竣工から9年余り(写真は2017年12月撮影)。飴色の味わい深い色合いが見るものを魅了します。
※工場や倉庫などでは、フォークリフトの衝突による仕上げ材の損傷が懸念されるものの、SPFは38㎜厚なので、衝突による損傷があまり気にならない。