ディメンションランバーの可能性
構造材と仕上げ材を兼ねられる
ディメンションランバーの連続体
ディメンションランバー1つ1つは小さな部材ですが、設計から施工までに至るすべてのプロセスフローを綿密に検討すれば、部材の積み重ねによる壁や床(屋根)などの構造体をつくることが可能です。北米では、釘で木材を積層するNail Laminated Timber(NLT)が利用されています。日本においても、ディメンションランバーを積層し構造体を露しにしたユニークな木質空間が成立しました(設計:NIIZEKI STUDIO)。カナダ産のディメンションランバーを用いた平屋のギャラリーで、柱材に2×8材、梁材に2×10材を用いて、それらを隙間なく連続させることで、柱の連続体が壁、梁の連続体が屋根となる空間が成立しました。